新日本製薬、フェルラ酸とセンブリエキスによる皮膚透過促進効果を確認、スキンケア商品開発へ

新日本製薬、フェルラ酸とセンブリエキスによる皮膚透過促進効果を確認、スキンケア商品開発へ

PR TIMES より

記事の要約

  • フェルラ酸とセンブリエキスで皮膚透過促進
  • タイトジャンクション緩和効果を確認
  • 新日本製薬がスキンケア商品開発へ

新日本製薬の皮膚透過促進に関する研究発表

新日本製薬株式会社は2025年1月8日、フェルラ酸とセンブリエキスによる皮膚透過促進効果に関する共同研究結果を発表しました。この研究では、ヒト表皮角化細胞を用いて、タイトジャンクション(TJ)の構成要素であるクローディン(CLDN)量とTJ透過性を検証しました。

その結果、フェルラ酸とセンブリエキスを添加することでCLDN1とCLDN4の量が減少し、TJ透過性が高まることが確認されました。特にフェルラ酸では、蛍光色素の透過性が6時間後に44%増加するという結果が得られています。これらの成果を基に、同社は今後、成分の浸透を高めるスキンケア商品の開発を進めていく予定です。

今回の研究は、皮膚のバリア機能と成分浸透の両面からアプローチした画期的な成果です。フェルラ酸とセンブリエキスは、それぞれ抗酸化作用や血行促進作用などの美容効果が期待されている成分です。これらの成分を組み合わせることで、より効果的なスキンケア製品の開発が期待できるでしょう。

研究結果詳細

成分 CLDN量の変化 TJ透過性の変化(6時間後)
フェルラ酸 CLDN1、CLDN4減少 44%増加
センブリエキス CLDN1、CLDN4減少 17%増加

新日本製薬株式会社

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