アニメデータインサイトラボ、2024~2025年アニメランキングを発表、放送中施策の重要性を示唆

アニメデータインサイトラボ、2024~2025年アニメランキングを発表、放送中施策の重要性を示唆

PR TIMES より

記事の要約

  • アニメデータインサイトラボが2024~2025年アニメランキングを発表
  • 放送開始直後と終了時の話題度を偏差値で分析
  • 放送中のプロモーション施策の重要性を示唆

アニメデータインサイトラボの2024~2025年アニメランキング

株式会社ブシロードのアニメデータインサイトラボは、2024年12月31日、2024年から2025年にかけて放送されるアニメ作品を対象とした「話題度の偏差値」を用いたランキングを発表しました。このランキングは、Googleトレンドの検索ボリュームを基に独自に算出された偏差値を用いており、初回放送週、放送終了時、そして2025年冬アニメの事前人気ランキングを比較分析しています。分析結果から、放送前の期待値だけでなく、放送中の盛り上がりも作品全体の評価に大きく影響することが示唆されました。

特に、『マッシュル』は放送中盤にOPテーマが話題となり、本編への注目度も上昇し、最終的に高い偏差値を記録しました。一方、『しかのこのこのここしたんたん』は放送前に高い注目度を集めましたが、放送中の話題作りが不足したため、最終的なランキングでは圏外となりました。これらの事例から、アニメ作品を成功させるためには、放送前だけでなく放送中も継続的に話題を維持するためのプロモーション施策が不可欠であることが明らかになりました。今後のアニメ市場においては、作品本編のクオリティに加え、適切な音楽選定やSNSキャンペーンなどの戦略が重要となるでしょう。

2025年冬アニメの事前人気ランキングでは、『Re:ゼロから始める異世界生活』や『薬屋のひとりごと』といった続編作品が、高い偏差値を記録しています。しかし、2024年の事例を踏まえると、放送中の新規施策なしでは注目度の維持が難しい可能性があります。新作アニメでは、『SAKAMOTO DAYS』などが注目を集めており、放送開始後の視聴者の反応とプロモーション展開が今後の成功を左右するでしょう。アニメ業界全体では、新旧IPが拮抗する展開が予想され、放送中盤に向けたプロモーションや音楽施策、SNS展開が作品評価に大きな影響を与えることが示唆されています。

2024~2025年アニメランキング概要

項目 初回放送週ランキング 放送終了時ランキング 2025年冬アニメ事前人気ランキング
分析手法 話題度の偏差値(Googleトレンドベース) 話題度の偏差値(Googleトレンドベース) 話題度の偏差値(Googleトレンドベース)
注目作品(例) 『しかのこのこのここしたんたん』、『逃げ上手の若君』 『ダンダダン』、『マッシュル』、『怪獣8号』 『Re:ゼロから始める異世界生活』、『薬屋のひとりごと』、『SAKAMOTO DAYS』
分析結果 既存IPの強さ、新作のSNSマーケティング効果 放送中の盛り上がり、作品クオリティの影響 続編作品の高期待値、新作の潜在力

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