PR TIMES より
記事の要約
- 岡山大学病院でPARTNER試験開始
- 小児・AYA世代のがん治療薬アクセス改善
- 中四国・関西地方からのアクセス向上
岡山大学病院におけるPARTNER試験開始
岡山大学は2025年1月2日、小児・AYA世代を対象とした患者申出療養「PARTNER試験」の開始をプレスリリースで発表しました。この試験は、国立がん研究センター中央病院で2024年1月から開始され、北海道大学病院、九州大学病院に続き、岡山大学病院が4カ所目の実施施設となりました。
これにより、中四国地方や関西地方の患者も岡山大学病院で治療を受けられるようになり、地理的なアクセスが大幅に向上しました。現在、5社8医薬品が試験対象となっており、今後さらに多くの企業が協力する見込みです。患者さんの経済的負担はありませんが、検査料や入院料などは保険診療の範囲内での負担となります。
PARTNER試験は、適応外薬または未承認薬の使用を希望する小児・AYA世代のがん患者を対象としています。研究の趣旨に賛同した企業から医薬品が無償提供されており、より多くの患者が治療薬にアクセスできるようになることが期待されています。この取り組みは、小児・AYA世代のがん治療における大きな進歩と言えるでしょう。
PARTNER試験概要
| 項目 | 詳細 |
|---|---|
| 試験名称 | PARTNER試験（NCCH2220） |
| 対象 | 適応外薬または未承認薬の使用を希望する小児・AYA世代のがん患者 |
| 開始日 | 国立がん研究センター中央病院：2024年1月、岡山大学病院：2024年11月 |
| 実施施設 | 国立がん研究センター中央病院、北海道大学病院、九州大学病院、岡山大学病院 |
| 対象医薬品 | 2024年12月現在、5社8医薬品 |
| 患者負担 | 医薬品費用はなし、検査料・入院料などは保険診療範囲内 |
| 資金提供 | AMED「臨床研究・治験推進研究事業」 |
| 問い合わせ先 | 岡山大学病院小児血液・腫瘍科 |
参考：PR TIMES「【岡山大学】小児・AYA世代を対象とする患者申出療養「PARTNER 試験」が岡山大学病院でも開始～小児・AYA世代がん患者のドラッグアクセスの改善を目指す～ | 国立大学法人岡山大学のプレスリリース (参照日：2025年1月3日)
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