資生堂がFLIMを用いたシミ研究で新手法と薬剤を開発、IFSCC最優秀賞受賞

資生堂がFLIMを用いたシミ研究で新手法と薬剤を開発、IFSCC最優秀賞受賞

PR TIMES より

記事の要約

  • 資生堂がシミ悪化メカニズム解明
  • FLIMを用いた新解析手法確立
  • 独自のトリプル薬剤を開発

資生堂のシミ研究成果発表

資生堂は2025年1月8日、シミの悪化メカニズムを解明し、独自のトリプル薬剤を開発したと発表しました。世界初となるFLIMを用いたリアルタイム解析で、シミ部位の細胞代謝を評価する新手法を確立し、シミがシミを呼ぶ細胞老化現象を解明することに成功しました。

この研究成果は、IFSCC口頭発表基礎部門で最優秀賞を受賞するなど、高い評価を得ています。資生堂は、100年を超える肌研究と先進のシミ研究から得られた知見を活かし、この新手法とトリプル薬剤によって、シミの根本解決を目指しています。

今回の研究では、シミ部位のミトコンドリア代謝低下と細胞老化がシミ悪化の根源であることを明らかにしました。開発されたトリプル薬剤は、ミトコンドリア活性を高め、細胞老化を促進するSASP因子の一つであるGROαを抑制する効果が確認されています。今後、更なる研究開発を進め、革新的なソリューションを提供していく予定です。

FLIMを用いたシミ解析手法とトリプル薬剤の特徴

項目 詳細
解析手法 FLIM(Fluorescence Lifetime Imaging Microscopy)を用いたリアルタイム解析
対象 生きたヒトの皮膚のシミ部位
解明内容 ミトコンドリア代謝低下と細胞老化がシミ悪化の根源
開発薬剤 シミ特有の細胞老化現象を改善する独自のトリプル薬剤
薬剤効果 ミトコンドリア活性向上、GROα抑制
受賞 IFSCC 2024最優秀賞

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