岡山大学、コロナ後遺症の倦怠感治療に向けた臨床研究を開始、補中益気湯の効果検証へ

岡山大学、コロナ後遺症の倦怠感治療に向けた臨床研究を開始、補中益気湯の効果検証へ

PR TIMES より

記事の要約

  • コロナ後遺症の倦怠感治療研究開始
  • 岡山大学病院で臨床研究実施
  • 補中益気湯とプラセボ薬を比較

岡山大学がコロナ後遺症の倦怠感治療に関する臨床研究を開始

岡山大学は2024年12月31日、新型コロナウイルス罹患後症状(コロナ後遺症)の倦怠感を対象とした臨床研究を開始したことを発表しました。この研究は、AMEDの委託を受けて岡山大学病院総合内科・総合診療科が中心となって実施されます。研究では、18歳以上のCOVID-19診断者(1ヶ月~半年以内)を対象に、補中益気湯またはプラセボ薬を6週間服用してもらい、その効果を検証します。

研究期間は2024年12月から2026年9月末までで、有効性が確認されれば、世界的にコロナ後遺症に対する科学的根拠のある治療法の確立に繋がる可能性があります。多くのコロナ後遺症患者が倦怠感に苦しんでおり、有効な治療法の開発は喫緊の課題です。岡山大学病院は、コロナ後遺症外来も設置しており、患者の症状改善に積極的に取り組んでいます。

本臨床研究は、コロナ後遺症に悩む患者にとって大きな希望となるでしょう。研究成果が期待され、多くの患者が早期に症状から解放されることを願っています。この研究によって、コロナ後遺症の治療法開発が加速し、社会全体の健康増進に貢献することが期待されます。

臨床研究概要

項目 詳細
研究機関 岡山大学病院総合内科・総合診療科
研究代表者 徳増一樹研究准教授、大塚文男教授
研究資金 AMED(24lk0310100h0001)
対象者 18歳以上、1ヶ月~半年前にCOVID-19と診断された方
試験薬 補中益気湯またはプラセボ薬
服用期間 6週間(42日間)
募集期間 2024年12月~2026年9月末
詳細情報 研究詳細はこちら

岡山大学プレスリリース

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